2012年7月12日木曜日

鋼の錬金術師

幼き日に最愛の母親、トリシャ・エルリックを亡くしたエドワード(以後エド)とアルフォンス(以後アル)のエルリック兄弟は、母親を生き返らせようと、錬金術において最大の禁忌、人体錬成を行ったが、失敗し、兄・エド(11歳)は左脚と唯一の家族である弟を、弟・アル(10歳)は全身を失ってしまう。エドは自身の右腕を代価として、アルの魂を何とか鎧に定着させたが、自分達の愚かさに気づく。その後エドは自ら失った右腕と左脚をオートメイル(機械鎧)をつける手術を受け、一時的に手足を取り戻す。

12歳となったエドは、国家錬金術師となり二つ名・「鋼」を授けられ、アルと共に元の体に戻る為、絶大な力をもつ賢者の石を探す旅に出る。しかし、旅には数々の試練がエルリック兄弟を待っていた。人ならざる人・ホムンクルスや、傷の男・スカーなど、多くの強敵が現れる中、兄弟は絆を深めながら元の体に戻る方法を探す。

【概要】
錬金術が存在する架空の世界を舞台としたハイ・ファンタジー漫画。物語の世界は、19世紀の産業革命期のヨーロッパをモチーフにしている。

初期から人間の命の重さといった重いテーマを扱いながらも、少年漫画としてコミカルなギャグシーンや躍動感溢れるアクションシーンもふんだんに取り入れており、独特のスチームパンクを意識した世界観や暗くなりすぎないストーリー展開に評価が高い。

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